諸事情ありまして妊娠・出産する可能性がなくなったのでミレーナ入れてきました!
諸事情についてはこちら:2人で生きるという決意を改めてしたら、人生の難易度が下がった気がした。
ミレーナを選択した経緯
生理が来ると腰が爆発するんじゃないかってくらい痛くて、関節も痛んで生活に支障が出るときもあり、何度か熱が出たことがありました。
結婚前はピルを飲んでいたのでわかるのですが、どうやっても飲み忘れる時が出てくるんですよね…外泊を伴う外出で「あ、ピル忘れた…!」となって2日も服用できなければ出血が始まるので、予定がガタガタに狂う。
妊娠・出産する予定はないので、閉経まで使っていくことを考えると、ピルは血栓症のリスクが怖い。
ミレーナなら、うまくいけば1年後には血を見なくて済むようになるし、ピルみたいに飲み忘れるリスクや血栓症のリスクもない。
生殖機能使わないってわかっているのに血を見るのが無意味に思えてしんどくて…。
下から産んだことないと子宮口が閉じている状態なので、本来はピルが第一選択になると説明を受けましたが、ミレーナを選択しました。
ミレーナを入れるまで
事前診察
私が入れてもらったクリニックでは、まず検査をして問題なければ後日ミレーナ挿入という流れでした。
不妊検査で必要なものは一通りやっていたので、検査結果を持参してエコーだけで可否を判断してもらえました。
筋腫があるなど入れても出てきてしまうと考えられる場合は、入れられないようです。
私の場合は筋腫はないものの、子宮口までの角度がきつく、痛みは覚悟するように言われました…
それでも、先生の内診は全く痛くなかったし、一通り説明された上でそれでもミレーナを入れたいと言ったら「実は私も下から産んだことないけどミレーナ入れてるの。痛みは人によるけどきっと大丈夫、一緒に頑張りましょう。」って声かけてくれて、先生に対する信頼度が爆あがりだったので、先生に命預けるつもりで挑む決心しました。(大袈裟)
挿入当日
当日の注意としては、
- 生理周期5〜6日目であること(子宮口が開き気味になるので入れやすい+出血が少ない方が抜け落ちるリスクが減る)
- なるべく膀胱に尿を溜めておくこと(膀胱に子宮が押されて、外から見た時の直線上に子宮口がくるとすんなり入る)
- ナプキンと痛み止めを飲むための水持参
と言われていました。
子宮口拡張処置
出産経験がない場合は、水分を吸って膨らむ小さな棒みたいなものを入れて子宮口をひろげます。
この時エコーしたけど、素人目にも子宮口までが90度というかむしろ「つ」の字みたいで、「カーブがきついから時間がかかりそうですね〜」と言われた。
トイレ行きたい感覚あるのにこれは緊張による偽物の尿意ってことか…くそう…
拡張器具入れる瞬間はちょっと押されるような衝撃があってびっくりして声出たけど(これ、声出すほどの痛みではなかったな…?)って思った。
しばし休憩
病院内のベッドに案内されて、1時間ほど横になってた。と、同時にロキソニンも内服。
横になってすぐはそんなに痛い感覚はなかったけど、時間が経つにつれて生理痛みたいな下腹部痛と腰の痛みがじわじわと広がってきた。
いざ出陣
時間が来て看護師さんに呼ばれて内診台へ。
「つ」の字カーブを曲がらなきゃいけないので、ミレーナ挿入時に何度か引っ張られて、これが一瞬顔を顰めるくらいには痛い。叫ぶような激痛ではないけど内臓をいじるので変な汗をかく痛みだった。これが3~4回くらい。
ミレーナが入っていく感覚は正直わからなかった。引っ張られるのとは違う痛みがあったので多分それかなぁくらい。「うっ」と声が出るような感じが一瞬が数回。
内診台に上がってから挿入までは、5分もせずに終わったと思います。
休憩室に生還
「車椅子用意した方がいいかな?」と言われたので、人によっては直後は自力歩行が難しいくらい痛いみたいです。
私は自分で歩けそうだったので、看護師さんに付き添われながら休憩室へ。
「自力で帰れそうだなって思うまで休んでね。いけそうになったら先生の説明を聞いて帰ってもらうから呼んでね」と言われてベッドに横になりました。
途中、ミレーナを入れてくれた先生が様子を見にきて「うち今日は夜遅くまでやってるから1時間でも2時間でもいて大丈夫だからね~」と言ってくれた。惚れてまう…!
30分くらい横になって、気分も落ち着いたので今後の注意事項を聞いてお会計をして帰ってきました。
抗生物質や痛み止めの処方も入れて、保険適用で1万円ちょっとでした。
ミレーナ挿入時の婦人科選びのポイント
ホームページから、ミレーナ挿入までのフロー、挿入実績をチェックする
行ける範囲で2箇所ほど候補があったのですが、挿入までのフローがわかりやすい、出産未経験でも応相談であることが明記されている、挿入実績がわかりやすい方を選びました。
問い合わせ時にはわからなかったのですが、私はミレーナが入れにくいケースだったので、挿入実績が豊富でなれている先生を選べたというのはマジでよかった。他の場所なら下手したらミレーナチャレンジ失敗してたかも。
少し大きめの病院じゃないと麻酔管理が難しいと思うので日本では無麻酔が多いですが、特に出産未経験で無麻酔によるミレーナ挿入が怖い場合は、麻酔の有無もチェックすると良いです。
お医者さんとの相性
婦人科系の処置は緊張するものですが、緊張すればするほど痛みが増すのが常です。
感じなくても良い痛みを避けるためには、お医者さんとの相性はマジで大事。
これまで何件か婦人科に行ってきましたが、「生理痛は妊娠出産したら治る」とかクソみたいなこと言ってきた先生の内診はマジで痛かった。
おそらくその先生に対する私の中の信頼度がゼロだったからでしょうね。
今回ミレーナを入れてくれた先生は「痛いものは痛い、そして入れるのが難しいケース」という事実は伝えてくれながら、「だけど任せてくれるならちゃんと入れたるで」という安心感がすごかったです。
終わった後、先生が「今回は私だから入れられたと思うし、自分で自分を褒めたいくらい」って言ってたのも個人的には好きだった笑。好き嫌い分かれそうだなとも思ったけど笑。
今後も婦人科系はお任せしたいと思える先生に巡り会えて、現状では大満足のミレーナチャレンジでした!
挿入後の経過も気が向いたらまとめたいと思います〜