いろんな人にオススメしたいこと 読書記録

オーディオブックを1ヶ月くらい試してみて感じるメリット・デメリット

Amazonが提供する月額制のオーディオブック聞き放題Audible。

1ヶ月ほど試しに使ってみたので、私が感じたオーディオブックのメリットとデメリットを紹介します。

オーディオブックのメリット

メリット1:場所をとらない

電車移動のときは本を読むようにしている、という方は多いと思います。

しかし、ぎゅうぎゅうの満員電車に乗らないといけないときはそういうわけにもいきませんよね。

オーディオブックの場合、イヤホンを耳に挿して再生しておけば満員電車の中でも問題なく楽しめます!

メリット2:ながら作業ができる

毎日は案外、単純作業の繰り返しです。

食器を洗う、洗濯物をたたむ、歯を磨くなど、そこまで頭を回転させなくてもできるタスクに取り掛かるときは、オーディオブックを聞きながらやるようにしています。

メリット3:本に触れるハードルが下がる

メリット2で触れたように、ちょっとした時間に本に触れられるようになります。

紙の本だとながら作業は難しいので、本に触れる時間が限られてしまいます。

オーディオブックの方が軽い気持ちで幅広いジャンルの本に手をつけられます。

オーディオブックのデメリット

デメリット1:コンテンツが紙媒体より少ない

オーディオブック自体が新しいコンテンツなので、紙媒体に比べたら圧倒的に少ないです。

ここはこれからどんどん改善されていくはずです。

デメリット2:図表がない(見辛い)ので分かりにくいときがある

紙媒体の利点は、視覚を通して情報を伝達することであり、伝達手段は文字に限られません。

図表が用いられている本も数多く存在します。

一方オーディオブックは、聴覚を通した情報伝達なので、ナレーション音声以外から情報を受け取ることができません。

私が視聴したものの中にも、図表化してもらわないと分かりにくいところがいくつかありました。

図表が添付資料で見られるようになっている場合がありますが、視覚情報での補足を前提として考えていると、オーディオブックの魅力が半減してしまいます。

現在のオーディオブックは紙媒体をもとに作られているので、オーディオブックとしての特徴を生かしたコンテンツが今後増えてくるかもしれません。

例えば、ストレッチ法をまとめた書籍の場合、紙媒体だと本を見ながらになるので、動きが制限されてしまいます。

一方オーディオブックなら、聞きながら体を動かすことができます。

ナレーションの文言さえ気をつければ、紙媒体よりも有益なものになる可能性を秘めています。

デメリット3:メモが取りにくい

私のオーディオブック利用場面が大抵、ながら作業中や移動中ということもあり、「これは!」と思ったことが述べられていてもすぐにメモを取ることができません。

紙媒体ならページの端を折る、マーカーやフセンなどで印をつけるという方法がありますが、オーディオブックの場合はできません。

オーディオブック、続ける?

amazonのaudible無料体験サービスでメリット・デメリットを確認したのち、febeでオーディオブックを利用することにしました。

理由はコンテンツの豊富さ。

月額制会員と、コンテンツごとに買いきりの会員と選べるので、無駄が出にくいです。

今の所、一押しは「星の王子さま」。

書影

[オーディオブック版]
星の王子さま

著者:サン=テグジュペリ/作、内藤濯/訳
再生時間:3時間13分

オーディオブック配信サービス「FeBe」

「魔女の宅急便」でジジ役をやっていた佐久間レイさんが登場人物を演じ分けます。

何度も紙媒体で読んでいるはずなのに、朗読と音楽がつくだけでこうも新鮮に感じるのかと驚きました。

オーディオブックは自己啓発系コンテンツが豊富ですが、こういう物語も個人的には一押しです。

お気に入りは王子さまが「ぼく」に対して怒って言うこのセリフ。

「そりゃ、ひとじゃなくて、きのこなんだ!」

可愛いのでぜひ聞いてみてください。癒されます。

紙の本も欲しい。

いっそ自分で訳すか。今年やりたいことの一つはフランス語で星の王子さまを読むこと。

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