はあちゅうさんの「半径5メートルの野望」を読みました。
私は自分で自分の道を切り拓いていく人に憧れを抱いているんですが、私にとってはあちゅうさんもそのような方々の一人です。
面白かったので、学んだことの備忘録も兼ねて、「はあちゅうさんから学ぶ、前へ進み続けるためのメンタルの作り方」をまとめておきます。
大好きな誰かのために生きる
特に本の前半がそうなんですが、他の本ではあまりないような激しめの口調で、はあちゅうさんが今までに遭遇した悔しいできごとが書かれています。
ネットで有名になるに従い、知らない人からの誹謗中傷も増えてきたそうです。
そのときに思ったのが、「知らない他人を気にしている暇があるならば、大好きな誰かのために生きよう」ということなんだそう。
「世間」というものを気にしすぎてしまう人は少なくないです。
でもその世間って誰のこと?近くにいる大切な誰かと世間と、どっちが大事なんだろう?
「世間」を気にしすぎてはいないか、ことあるごとに自分に問いかけたいです。
それでも知らない人から中傷を受けて、気になってしまうときははあちゅうさんのこの対応を真似したいです。
人間だから、ムカつかないのは無理です。でも、5秒で終わらせる。もし、5秒以上心に残ったら、むしろ燃料にする。この二つのやり方を身につければ、心は折れません。そもそも、心が折れるなんていうのはただの言葉の言い回しで、物理的に心が折れるわけがないのだから、「心はちゃんと強くなる」と信じて鍛えているうちに、本当に強くなっていきます。
はあちゅう『半径5メートルの野望』より
「自分」を一日も休まない
やらなくてはいけないことが目の前をただ通り過ぎるのを待っているうちは、時間の無駄でしかないけれど、当事者意識を持った瞬間に、過ごす時間が濃くなります。
はあちゅう『半径5メートルの野望』より
自分の人生は自分で生きる、そんな当事者意識があってこそ初めて人生は充実するんだと思います。
努力をしない人は、自分の夢に向き合う勇気がないだけです。そういう人は、自由だったら怖くて何もやらないし、制限があったらそれを言い訳にして、結局何もやらないのです。
はあちゅう『半径5メートルの野望』より
自分がやりたいことをできるのは、自分だけ。そう考えたら、止まっている時間がもったいないです。
自分の人生そのものに対する当事者意識もですが、周りで起こることに対する当事者意識も大切です。
自分で考えて動いてみることで経験も積めます。
また、考えるということについて本書の中で、これからぜひ意識したいことを書かれていたので引用します。
「悩む」ではなく「考える」という単語を使うようにすれば、それだけでも、きっと人生は変わるはず。考えるというのは、前向きに切り拓く気持ちを伴う感情です。でも、悩むというのは、結論を出さないで、「困ったなー、困ったなー」とぐるぐるとただ足踏みしているだけの状態で、そこに前進はありません。
はあちゅう『半径5メートルの野望』より
小さな夢を叶え続ける
夢を、「大きくて、遠くて、追いかけ続けるもの」だと思っているとなかなか叶わないけれど、半径5メートルくらいの夢なら、気軽に叶えられます。そして、夢を気軽に叶えてさえいれば、その人生は、夢を叶え続ける人生になるのです。大切なのは、夢を叶えるクセがあるかどうか、だと思います。
はあちゅう『半径5メートルの野望』より
死ぬまでにやりたいこと100のリストを作っている私ですが、これは本当にオススメです!
ここではあちゅうさんが言っている半径5メートルくらいの夢とは、どこかに出かけたいとか、何かが食べたいとか、やろうと思えばすぐにでもできるレベルのものです。
そんな小さな夢でも叶え続ける癖をつけることで、やりたいと思えば叶うんだという夢を叶える癖をつけられます。
大きな夢だけだと途中で辛くなってしまうかもしれませんが、小さな夢も持つことで前に進み続けることができます。
また、はあちゅうさんも言及されていますが、「なりたい職業」と「夢」は別物です。
「〇〇になりたい!」という夢を抱くことは悪くないですが、「何のために」という目的の部分がブレてしまうと、途中で夢を追えなくなってしまいます。
夢は「目的→手段」で考えるべきなんですね。
読み終わって…
はあちゅうさんのパワーがぎゅっと詰まった1冊です。
それゆえに、寝る前などに読むとそのパワーにあてられて、うーんおなかいっぱいってなります笑
ただ、別に疲れているわけじゃないけど、何となくやる気が出ない…なんてときは、喝を入れてくれる本です。
年末年始で読んで、新年から前へ進み続けられるようにはあちゅうさんの言葉を胸に刻んでおくのもいいかもしれませんね。