読書記録

【書評】天気痛を治せば頭痛、めまい、ストレスがなくなる!

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雨が降る前に、気分がすぐれないという経験はありませんか?

私は天気が大きく崩れる前に眠くなるときがあります。

天気で体調や気分が左右される傾向にある自覚があったので、読んでみました。

天気痛とは?

頭痛、めまい、気分障害など、その人がもともと持っていた症状が、天気の変化で顕著に表れる状態を指します。

(本書p.8)

私は眠気、気分の落ち込み、ひどい時はめまいを感じるときもあります。

 

天気痛のメカニズム

気圧が下がる(=天気が悪くなる)と、人間の体はこの変化をストレスと感じてそれに抵抗しようと交感神経が優位になります。そして慢性痛のメカニズムから見ると、人間は外部からの負荷をはねかえそうとする交感神経が活発になればなるほど、痛みが強くなってしまいます。

(本書p.23)

つまり、天気痛とは、気圧の変化という外的ストレスに対する防御反応なんですね。

近年、夏になると毎年のようにゲリラ豪雨の話題が出ます。

気圧が短時間のうちに激しく変わるので、注意が必要です。

気圧の変化といえば、飛行機に乗っていて、着陸態勢に入ると耳が痛くなることがありますよね?

耳の不快感は、平衡感覚や自律神経系の反応と併せて出る傾向にあるそうです。

耳と鼻はつながっているので、花粉症持ちの人は耳も気圧の影響を受けやすいのだとか。

低気圧をうまくかわす方法

本書では、天気痛の対策がいくつか紹介されています。

その中で、私も実践したいと感じたものをピックアップしてご紹介します。

酔い止めの薬を飲む

待機中の気圧が乱れると、内耳の中にある気圧センサーが反応してしまい、脳の情報伝達に乱れが生じます。(中略)この内耳の揺れを治めるために、めまいの薬を処方するのです。

(本書p.115)

内耳の揺れによって気持ちが悪くなったり、吐き気がしたりするのは、乗り物酔いと同じメカニズムなんだそう。

市販の酔い止めの薬は、内耳に作用するもの、吐き気やむかつきを緩和するものなど、いろんな種類があるそうです。

ずーっと天気がいいことなんて、まずありえません。

元気なうちに備えておくと、調子が悪くなったときに落ち込みすぎずに済みます。

薬を買う際には、薬剤師さんに相談しましょう!

ツボ押し

手首の内側のシワの真ん中から、肘方向に指3本分くらい下がったところにある「内関」というツボを刺激するといいそうです。

このツボは酔い止め効果があるツボなので、乗り物酔いがひどい方も試してみるといいです。

そういえば小さいとき、乗り物酔いが激しくて、内側にこのツボを刺激するための突起がついたリストバンドはめてたなぁ。

このツボ、つわりにも効くのか。

耳のマッサージ

耳の周りには、めまいなどの自律神経の乱れに効くツボがたくさん集まっているんだそう。

それをマッサージによって刺激します。

マッサージをすると血流が良くなり、リンパ液の流れも良くなります。

それによって、めまいや頭痛などの症状も改善するらしい!

天気とうまく付き合う

晴れの日もあれば雨の日もあります。

いろんな日があるからこそ、面白い。

今は技術が発達し、天気や気圧の予報を見ることができます。

そういうものに頼りながら、力が出せない日をうまくやり過ごし、後で思いっきり元気に過ごせるようにしたいです。

イラストが多めでさくっと読める本書。

気圧の変化の影響を受けているかも…という方は読んでみてください。

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